はじめ
ニーハオ!中華系男子の いっ君 です。
献出心脏
これは、中国語の「心臓を捧げよ」という台詞だ。アニメ版「進撃の巨人」の最初から最後までは、この言葉が終始存在して、エレンや調査兵団の皆さんのことを思い出す重要なキーワードだと思った。
最後の“進撃“で人類が終わるのか?! 劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACKの映画感想をお届けする。少々ネタバレの内容があるのでご了承申す。
ストーリー
人類は巨人の脅威から身を守るために巨大な壁を築き、平和に暮らしていたが、超大型巨人の襲来でその平和は崩壊。
母を亡くした少年エレン・イェーガーは、巨人を駆逐することを誓い、調査兵団に入団。戦いの中で自らも巨人となる能力を得て、人類の勝利に貢献するが、次第に世界の真実に迫る。
やがて壁の外に出たエレンは、仲間と袂を分かち、全てを踏み潰す「地鳴らし」を実行。ミカサやアルミンは、彼を止めるため最後の戦いに挑む。
感想
ダイジェストのラスト劇場版にしては内容が面白かったと思う。この記事では、僕の好きなシーンを三つまで挙げておく。
その前に、「進撃の巨人」ミュージカルの感想レビューも書いてあるので、合わせて読んでいただきたい!
一つ目は、ハンジさんが時間稼ぎのために、巨人との最後の戦いに一人で挑んだシーン。残されたリヴァイ兵長がハンジに言った 「心臓を捧げよ」って言葉は、胸にグッときた。ハンジさんの役目を終えると、死後の世界で歴代団長と合流できて、幸せに逝った終わりが良かった。
もう一つは、地鳴らし ラストバトルの巨人大戦のシーン。画面の迫力がやばすぎて、漫画の世界で大スクリーンに表現されているのは、やはり制作側の力が凄いと感じた。いろんな巨人があっちこっちに現れてきたり、ミカサやリヴァイたちが立体機動装置での高速移動したり、途中で追いきれないぐらいの連続進行が多かった。緊張感はもちろんあって、ダイジェスト版のせいか、うまく頭の中で情報整理できない場面があった。
そして、ミカサがエレンの首を取った結末も感動の瞬間でした。人類のためにここまでやってきて責任取るみたいな感じかもしれないが、それでも残された人々は幸せに生きられる結果になった。エレン、ありがとう!
最後には、今回のおまけ映像について触れたいと思う。まぁ、その内容は、悪くないと思う。
これまで起きた巨人のお話は、新しい世界の映画館で上映されることになり、そして、エレン、ミカサとアルミンの3人がその世界に転生しても友達同士になった。口ケンカがありつつ、一緒に映画観る友達関係になっているのは安心した。また、リヴァイ兵長が映画館の清掃スタッフとして働いている様子もあって、潔癖症の性格は転生しても変わらないんだなぁとウケた。テキパキで良い仕事ぶりだった(笑)
ただ、エンディングの感動の余韻が高まっているところでこういう手(サプライズ映像)で来るんだという様に、僕の場合は正直にちょっと消化不良だった。
おわり
アニメ「進撃の巨人」は、2013年4月から放送開始で、あれこれ約10年後についに完結を迎えた。すべてを犠牲にしたエレンの最後は悲しいし、彼の決意と努力には大いに敬服しよう。
ただ人類は、欲望のせいで平和に満足せずに、結局いずれ再び戦争が起きてしまって、巨人のない世界でも酷い歴史を繰り返していくのは本当に最低の者だと感じた。どうか、この世から戦争を永遠に消えてほしいのだ。
作品情報
- 原題:劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK
- 公開年:2024年11月
- 原作:諫山 創(別冊少年マガジン/講談社)
- 監督:林祐一郎
- シリーズ構成:瀬古浩司
- キャラクターデザイン:岸 友洋
- アニメーションプロデューサー:川越 恒
- 制作:MAPPA
- 配給:ポニーキャニオン
キャスト情報
- エレン・イェーガー:梶 裕貴
- ミカサ・アッカーマン:石川由依
- アルミン・アルレルト:井上麻里奈
- コニー・スプリンガー:下野 紘
- ヒストリア・レイス:三上枝織
- ジャン・キルシュタイン:谷山紀章
- アニ・レオンハート:嶋村 侑
- ライナー・ブラウン:細谷佳正
- ハンジ・ゾエ:朴 璐美
- リヴァイ・アッカーマン:神谷浩史
- ジーク・イェーガー:子安武人
- ファルコ・グライス:花江夏樹
- ガビ・ブラウン:佐倉綾音
- ピーク・フィンガー:沼倉愛美