いっ君のつぶ夜記

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目黒蓮のアクションが神!劇場版『トリリオンゲーム』映画レビュー:ハルのワガママが世界を変える⁉

はじめ

ニーハオ!中華系男子の いっ君 です。

劇場版『トリリオンゲーム』、普通に面白かった!1兆ドルを稼ぐことを目指すハルとガクのワガママと友情の物語は、映画館で観る価値があった。公開2日目に鑑賞したので、早速レビューを書いてみる。

ストーリー

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1兆ドルを稼ぎ、この世のすべてを手に入れることを目指す天王寺陽(ハル)と平学(ガク)。型破りな作戦で成功を重ね、「トリリオンゲーム社」を日本屈指の大企業へと成長させた2人は、新たな挑戦として日本初のカジノリゾート開発に乗り出す。ターゲットは世界一のカジノ王・ウルフ。しかし、その裏では2人の友情を引き裂く巨大な陰謀が動き出していた──。

感想

劇場版『トリリオンゲーム』のあらすじ

本作はドラマ版の続きで、ハルとガクがトリリオンゲームの夢を実現させるための新たな挑戦が描かれる。今回はなんとカジノ開業に挑む。これまでITスタートアップとして成長してきたトリリオンゲーム社が、まったく異なる業界に飛び込む展開には驚いた。ゲーム、メディア、コンテンツ、フィンテックなど、各分野のプロを仲間にし、ライバルのドラゴンバンクを押さえながら進んできた彼ら。カジノ運営のノウハウも経験もないのに、どうやって成功させるのか?その挑戦をドキドキしながら見守った。

ハルの無謀な挑戦

中国には「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざがある。最初のカジノ招致のため、ハルたちは命の危険も顧みず、ガクを連れて富豪ウルフ・リーの懐に飛び込んだ。無謀としか思えない作戦だったが、ハルの野望とワガママが貫かれているなら、最後はうまくいくと信じていた。

ハルのアクションとガクの成長

アクションシーンも見どころの一つだった。ハルを演じる目黒蓮の体当たり演技が光る。特に侵入計画やイカサマ行為がバレて敵から逃げるシーンは、息をするのも忘れるほど緊張感があった。後半の強盗犯との攻防戦も迫力満点で、足蹴りの動きが美しくて見惚れた。こんなにカッコいい男を大スクリーンで観られて至福の時間だった。

また、ガクの成長も印象的だった。相変わらず気弱な相棒だが、天才ハッカーとしての実力は誰にも負けない。強盗犯を逃がさないためにシャッターを閉める決断を下したシーンでは、彼の勇気を感じた。そして、ついにりんりんに告白する場面も!ガクが男の子から男へと成長した瞬間だった。

ハルとガクの絆

感動のシーンは、ハルが銃で撃たれそうになったガクを庇う場面だった。あんな状況で即座に反応し、親友を守るために自らを犠牲にするなんて、どれだけ偉い男なんだ!と感動した。ハルの優しさと真の友情が証明された瞬間だった。幸いにも、ハルは悪運の強さで生還した。

どんでん返しの結末

ラストのどんでん返しは予想していたが、ハルにはさらに別の狙いがあったことに驚いた。ウルフの黄金売買の証拠を掴むため、トリリオンゲームの社運の賭けを仕掛け、スロットマシンをハッキングし、カジノを混乱させる。すべてハルの計算通り!ウルフですら見破れなかった策略で、カジノ事業を取り戻し、さらには宇宙事業まで手を伸ばすことができた。一攫千金を夢見る世界、それがハルのワガママが勝つ世界なのかもしれない。

惜しい点

スケールの大きい話のわりに、地元財閥との勝負が簡単に逆転する展開はもう少し納得のいく描写が欲しかった。また、カジノの建設地が岡山の小さな島という設定には違和感を覚えた。現実なら外国人観光客を呼び込むため、大都市に作るはずなのに、なぜ岡山?

ウルフの負け方もスッキリしなかった。ハルの狙いは金庫を開けさせて証拠を掴むことだったが、天才ハッカーのガクがいるならハッキングで解決できたはず。また、ウルフが完全に観念するのも早すぎた。悪者なら武器を使って反撃するなり、人脈や資金力で切り抜けるなり、もう少し粘る展開が見たかった。

まとめ

最後はちょっと辛口の評価になったが、結局ハルのワガママに勝てる者はいない。この視点で作品を改めて評価すると、やはり面白い映画だった。『トリリオンゲーム』がこれからも続くことを願う!

作品&キャスト情報

trilliongame-movie.jp

  • 原題:劇場版『トリリオンゲーム』
  • 公開年:2025年2月
  • 配給会社:東宝
  • 監督:村尾嘉昭
  • 原作:稲垣理一郎
  • 原作(作画):池上遼一
  • 脚本:羽原大介
  • キャスト情報:
    天王寺陽:目黒蓮
    平学:佐野勇斗
    黒龍キリカ:今田美桜

参考記事

もしよければ、佐野勇斗出演作品「嘘喰い」について書いた感想記事もぜひチェックしてほしい。合わせて読んでくれたら、とても嬉しい!

 

    

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