はじめ
ニーハオ!中華系男子の いっ君です。
普段、あまりミュージカルを観ない僕だが、「進撃の巨人」のミュージカルなら観てみたいなぁと思った。その興味本位で、NY公演した「進撃の巨人」-The Musical-の日本凱旋公演を観てきた。今回の記事ではその感想レビューを届ける。
ストーリー
人を食らう巨人から逃れるため、人々は三重の壁を築き、平和を手にした。しかし100年後、突如として超大型巨人が現れ、平和は崩壊する。人々は再び巨人の恐怖と屈辱を思い出し、生活は蹂躙される。幼いエレンは巨人に対する憎しみを抱き、全ての巨人を駆逐することを誓う。
感想
僕は「進撃の巨人」の初期アニメと地鳴らしの劇場版しか観ていなかった。ミュージカルは初見殺しだったら、どうしようという最初の不安はあった。しかし、いざ開幕したら、まさか自分の記憶にも残っている初期ストーリーの再現だった。しかも、調査兵団に入るまでの初期ストーリーの再現度が高すぎて、大満足だ!
すでに知っている内容なので、ミュージカルの音楽パートがあっても、結果的は安心に観れたことに。
ちなみに過去記事 劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACKの映画感想レビューもぜひ合わせて読んでいただきたい!
エレン、ミカサ、アルミンの主人公はもちろん、リヴァイ兵長やハンジなど馴染みの主要キャラ、全員がテレビ画面から飛び越えて出てきたように、本物が目の前に居ると思えた。2.5次元俳優たちの見事な演技のおかげだと思う。みんな自分のキャラに馴染みすぎて、まったく違和感が無かった。
特に調査兵団の衣装はリアルに再現されている。その衣装が個人的には格好よく見えた。僕もコスプレしてみたいと思った(笑)
また、立体機動装置も忠実に再現された。それだけじゃない。調査兵団のキャラたちが実際、それを使って飛んでいた!ビルの間に、巨人の目の前に、空を飛びまくった!めちゃかっこよくてここまで再現できるなんて結構の驚きだった。本作の演出はガチでヤバかった。こんなに表現できる演出家、凄すぎた。
そして、気になる、あの大きい巨人はどのように表現するかというと、映像で人間型の巨人を投影させたり、大型巨人やエレンの巨人を巨大パペットとして登場させたり、作品の巨人をいろんなやり方で豊富に表現してくれた。最初の人間が演じたリアル巨人は、ちょっとインパクト感が薄かったけどね・・・
本公演は、日本凱旋公演のため、両サイドには英語の字幕も同時表示されている。聞き取れなかった台詞や音楽の歌詞がある場合、英語をみて理解できる場面もあった。ミュージカルの内容への理解が増せたので、逆に助かった。
おわり
「進撃の巨人」-The Musical-は、初めての観覧だが、まさかこんなに面白くて、再現クオリティの高さもあって印象深い作品になった。今回は初期ストーリーの再現だったが、今後、続きも公演してくれると良いなぁと思った。
2.5次元俳優たちと作品演出のスタッフたち、素晴らしいミュージカルを再現してくれて、ありがとう!次作があれば、ぜひ続きを観たいよ!
ほかの舞台観劇記事も合わせて読んでいただけると嬉しい。
作品情報
- 原作:諫山 創「進撃の巨人」(別冊少年マガジン/講談社)
- 公演年:2024年12月 ※日本凱旋公演(東京)
- 演出:植木 豪
- 脚本:畑 雅文
- 音楽監督:KEN THE 390
- 作詞:三浦 香
キャスト情報
- エレン・イェーガー:岡宮来夢
- ミカサ・アッカーマン:高月彩良
- アルミン・アルレルト:小西詠斗
- ジャン・キルシュタイン:福澤侑
- マルコ・ボット:泰江和明
- コニー・スプリンガー:中西智也
- サシャ・ブラウス:星波
- ハンネス:村田充
- キース・シャーディス:林野健志
- ディモ・リーブス:冨田昌則
- カルラ・イェーガー:舞羽美海
- グリシャ・イェーガー:唐橋充
- ハンジ・ゾエ:立道梨緒奈
- リヴァイ:松田凌
- エルヴィン・スミス:大野拓朗