犯人は錦戸亮!? 緊張感MAXの映画『ショウタイムセブン』衝撃レビュー｜リアルタイム型サスペンスに没入した瞬間【ネタバレあり】

はじめ
ストーリー
感想
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はじめ

ニーハオ！中華系男子の いっ君 です。

テロ事件と聞くと、海外ニュースでよく報道されるものというイメージが強いかもしれない。だが、今回紹介するのは、そんな現実の話ではなく、映画の話だ。
2013年に公開された韓国映画『テロ、ライブ』（原題：더 테러 라이브）の日本リメイク版、『ショウタイムセブン』を観たので、その鑑賞レビューを書いてみた。
映画館の席に座れば、まるで事件の真っただ中にいるような感覚を味わえるはずだ！

ストーリー

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午後7時、ラジオ番組にかかってきた一本の電話直後、発電所で爆破事件が発生。交渉人に指名されたのは、左遷された元人気キャスター・折本眞之輔。復帰のチャンスと捉え、生中継で犯人と対峙するが、スタジオにも爆弾が仕掛けられていた。予測不能の要求と巧妙な罠が張り巡らされる中、事件の真相が暴かれる。なぜ彼が選ばれたのか？犯人の目的とは？

感想

テロ事件の現場は、まさかのテレビ収録スタジオだった。連続爆発に一般市民への襲撃、さらに謎の仕掛けが次々と展開される。真相が見えないまま、犯人とのギリギリの攻防戦…一刻を争う状況に、スクリーンから目を離す暇なんてなかった。こんな半端じゃない緊張感の映画を観たのは何年ぶりだろうか。とにかくストーリーのテンポが抜群で、最後まで飽きることなく見届けることができた。

映画『ショウタイムセブン』は、リアルタイム型サスペンス・エンターテインメントの作品だ。没入感がハンパない！こういう作品が好きな映画ファンなら、絶対に観るべき。

主人公・折本眞之輔を演じるのは、名俳優・阿部寛。その演技には文句のつけようがない！むしろ「この作品は阿部寛だからこそ成立した」と言っても過言じゃない。彼の演技に、僕を含む観客全員がリアルに引き込まれた。最初の登場シーン（ラジオ収録の準備）から、それが分かるんだよね。ラジオ仕事に対するやる気のなさ、もっと派手な舞台で報道したいという欲望ーーわずか数秒の仕草と表情だけで見事に伝わってくる。あのプロ意識の高さはさすがだった。犯人とのやり取りを冷静にさばく姿も圧巻で、「もう阿部寛だけで事件解決するんじゃね？」と思えるほどの存在感だった。まあ、彼が隠していた嘘と真実は、最後に錦戸亮演じる犯人によって白状されちゃうんだけど…

個人的には、錦戸亮の登場シーンをもっと観たかった。イケメン俳優は、たとえ犯人役でも嫌いになれない！（笑）今回の作品では、ほとんどが電話越しの演技だったけど、あの声を聞くだけで、脳内に錦戸亮の姿がはっきり浮かんでしまう…！（ｗｗ）それだけ印象的だったんだろうな。あんなにカッコいい犯人、もっと映ってほしかった…

ちょっと脱線したけど、久々に映画館で息が詰まるような展開に没入できた。韓国映画のリメイクとしても完成度が高く、映画館で観る価値は十分にある。

そして、エンディングの意味不明なPerfume登場について。僕なりの解釈だけど、たぶん「日本ではどんな深刻な事件が起きても、すぐに平和な日常に戻り、エンタメを楽しむ」っていうメッセージなんじゃないかと思う。良くも悪くも、日本の社会の特徴を象徴しているのかもしれない。

リアルタイムで体感する“生の事件現場”、最高だった！
阿部寛の顔もスクリーン越しで今まで以上にデカくて濃かったけど（笑）、それはそれで良しとしようか…